スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

なんか、推理する事ないッスか?


午前2時。




俺は、ぼんやりと窓の外を眺めていた。

そこに映るのは一面の闇と、
一定の間隔で現れては流れ去る、オレンジ色の灯りだけ。

その、何の変哲もない景色と心地よい揺れは、
疲れ切った俺を眠りへと誘う要素としては十分すぎる程だった。









「キャーーーーーーッ!!!」






耳を劈くような悲鳴で、俺は目を覚ました。

ふと枕元のデジタル時計に目をやると、午前2時46分を示していた。



「なんだよ・・・まだ1時間も経ってないじゃないか・・・」



確かに悲鳴を聞いたような気がした。

だが、まだ眠りと目覚めの狭間を漂っていた俺は、
まだ事態を把握しきれずに、そのデジタル時計が放つ、無機質な緑色の発光を
ぼんやり眺めるのが精一杯だった。





しばらくすると、今度はドアを激しく叩く音がした。




ドンドンドン、ドンドンドン。

「ねぇ!はじめちゃん、起きてっ!ねぇ、はじめちゅわ~~~ん!!!」





聞き慣れた女の声で、俺はやっと自分の置かれた状況を思い出した。





俺は今、美雪と2人で寝台列車カシオペアに乗り、北海道に向かっていた。

本当は、美雪の親戚のおばさんが友人と2人で、2泊3日の函館旅行に行く筈だったのだが、
昨日になって、その友人が足を骨折してしまい、1人で行くのもつまらないし、
今さらキャンセルしても普通に料金を取られるのならと、美雪に譲ってくれたそうだ。

美雪は慌てて友達たちの中からお供を探したようだが、
昨日の今日では皆、都合がつかなかったらしく、毎日暇していた俺にお鉢が回ってきたのだ。

美雪の両親も、幼馴染みの俺と一緒の方が、まだ美雪一人で行かせるよりは安心できたらしく、
快く送り出してくれた。






ノックの音が鳴り止まないドアへ歩みを進め、ロックを外した刹那、勢いよくドアが開いた。

「も~ぉ!早く来てよっ!!」

「なんだよ、美雪・・・こんな夜中に~」

「人が・・・死んでるのよっ!!」

「何だって!?」


















『なんか、面白い事ないッスか?』新章突入!


























新感覚推理ミステリードラマ
『金一少年の事件簿』



次回にご期待ください。
スポンサーサイト
04 | 2014/05 | 06
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

ファンキーガッツマン

Author:ファンキーガッツマン
ここは天国ですか?

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。