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第4回リレー小説【プロローグ】

地下13階、第一生体実験室。







実験体001こと、pon(ミラ・ジョpoヴィッチ)は目を覚ました。

12帖程の広さの室内の真ん中にぽつんと置かれたベッド、
彼女は、そのベッドの上にいた。

「ここは・・・どこなの?何故、わたしはこんな所に・・・」

ponは必死に記憶を辿ろうとした。

「うっ・・・」

思い出そうとする度に、頭に激痛が走った。






ponは、頭を振る動作の中で、
心拍数を表示するモニタの脇に置かれた、
一枚のメモ用紙を見つけた。

走り書きのようなメモ。
その筆跡に見覚えは無い。
しかし、その内容に、ponは衝撃を覚えた。



 救世主よ
 今、世界は終焉を迎えようとしている
 ここには、お前と同じ境遇に置かれた仲間がいる
 彼らと共に世界を救うのだ





「あ、あたしが・・・救世主?」

























bokehazard.jpg
第4回リレー小説『ボケハザード』
ロゴ制作/ババン子


























2時間前。







新宿の一等地にそびえる巨大ビル。
所有するのは、マンビララ・コーポレーション。

日々、画期的な新薬を開発し、
今や世界でも有数の製薬会社にまで登り詰めていた。



しかし・・・
それは、あくまで表向きの顔に過ぎなかった。

マンビララ社は、極秘裏に地下研究施設を持ち、
そこでは生物兵器の研究・開発が行われており、
軍事産業企業やテロ組織を相手に莫大な利益を上げていた。
もちろん、一般の社員には知らされずに。









「その後、実験体たちの数値は?」

「はい!取鳥主任!
 今のところ、各種数値に目立った変化は見られません」

「分かった・・・話がある。全員、集めてくれ!」

「はい!」








今、緑衣を着た研究者たちは、地下12階、
各生体実験室のモニタがズラリと並ぶ中央制御室に集められていた。

「諸君!諸君の日頃の働きにには大変感謝してる。だが・・・」

マンビララ・コーポレーション生物兵器研究室主任、
取鳥の鋭い眼光に、研究者たちは息を飲んだ。

「仕事にはすべて、納期という物がある!
 今、諸君が携わっている仕事は、ただの仕事ではない。
 世界の勢力地図を一変させるであろう、神のウィルス!
 そう・・・





 T(取鳥)ウィルスなのだ!!!





 これから言う事は、諸君にとっては『説明くせぇ!』と思うかもしれんが、
 プロローグだから、リレー小説参加者に設定を説明しなければいかんのだ。
 黙って聞いてくれたまえ!

 そして、ものすっごいボケたいけど、あくまでこれはプロローグだから、
 思いっきり我慢してる筆者の心情も、汲み取って欲しい!

 Tウィルスに感染した者は、一切の思考・感情を持たず、
 そして、決して死ぬ事の無い『アンデッド』と化す。

 当初、我々は、それを単純な労働力として開発を進めたが、
 後に、あらかじめTウィルスへの抗体を持った人間たちが現れた。

 この遭遇を、奇跡と呼ばずして、何と呼べるだろう。

 彼らは、Tウィルスに感染する事なく、逆に特殊能力を身につけた。
 これは、我々にとって大きな前進であった。
 これほど高性能で高価な戦闘兵器など、この世に存在しなかったからだ。

 まぁ、この辺の設定はあんまりリアリティが無いけど、
 なんか、でもさ・・・ほら?映画とゲームとで物語が全然違ったりもするし、
 つーか、たかが『リレー小説』なんだから、別にいいと思うんだ。

 とにかく!
 
 今、各生体実験室にいる実験体たちは、我々の未来だ!
 一刻も早く、彼らの遺伝子構造を解明し、量産化するのだ!!!

 我々が神となる瞬間は、もう、すぐそこまで来ている。
 諸君のふんばりに期待し・・・」




そこまで言いかけた時、
けたたましい警報音が鳴り響いた。

「何事だ?」

「主任・・・た、大変です・・・
 地下13階で・・・Tウィルスが漏れ出しています!」

「何だって?」

取鳥が駆け寄り、覗いたモニタ画面は、
『BIO HAZARD』という赤い点滅が繰り返されていた。

「どうしましょう?主任」

「仕方ない・・・地下13階を完全封鎖だ!」

「そ、そんな・・・あのフロアには120人ものスタッフがいるんですよ!」

「Tウィルスの存在は、まだ世に出てはならん。もちろん、この事態もだ!
 我々の未来の為・・・多少の犠牲はやむを得ん!」
















再び地下13階、第一生体実験室。






ponは決心した。

自分が置かれている状況も分からない。
過去の記憶も取り戻せない。

今は、このメモに頼るしかない、
ponは、そう思った。




「まずは、仲間を探そう・・・」

そうつぶやいたponは、
第一生体実験室のドアを開け、廊下へ飛び出した。




この時、
同じフロアの、他の生体実験室の中でも、
同様のメモを読む人間たちがいた事を、
ponはまだ知る由も無かった。











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