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人気刑事ドラマシリーズ 第八話

第一話『プロローグ』

第二話『あだ名に全力』

第三話『忙しかったから雑』

第四話『取鳥に心情を読まれる』

第五話『完全に飽きてる俺』

第六話『水を得た魚』

第七話『犯人の如く追い詰められた俺』







■第八話









ボッキーは、被害者の妹から事情を聴くため、
彼女のマンションへ向かった。

ピンポ~ン♪

「は~い、今開けま~す」

インターホン越しに、可憐な声が聞こえてきた。
そして、しばらくして、重厚なドアが開く。

ガチャッ!

彼女の姿を見た瞬間、
ボッキーの心はときめいた。

(か、かわいい・・・
 やべぇ・・・惚れちゃった?
 惚れちゃったのか?俺
 何で俺は惚れちゃったの?
 彼女が可愛いから?
 それともTシャツから透けるブラ線のせい?
 とにかく、これが恋ってヤツなんだね?神様
 お嫁さんにするなら、やっぱ、こういう娘がいいんだろうな
 仕事から疲れて帰った俺を、
 「おかえり、あなた!ご飯にする?お風呂にする?
  それともセックス?それとも五日連続セックス?」
 って聞いてくるんだろうな。
 敢えて「とりあえず飯かな」って言ったところで、
 結局、しゃぶしゃぶが出てきて、最終的には求められるんだろうな
 それが結婚生活ってヤツなんだね?
 ンドゥフフフフフフフフフフフフ・・・)

「あのぉ~・・・何か?」

取鳥「とりあえず飯かな」


「はぁ???」

彼女の怪訝そうな表情に、
ボッキーは、我に返った。

取鳥「あっ、す、すみません。独り言です・・・
   えーっと・・・マピ香さんですね?私、こういう者ですが」

ボッキーは、
平静を装いつつ、そう言いながら、彼女に身分証を見せた。

マピ香「はぁ?どういう者ですか?」

取鳥「え・・・いや、だから、見せたでしょ?こういう・・・」

























会員証
ぐわぁぁぁ、間違えたぁぁぁ!!!




ボッキーは、慌ててカードをしまい、
警察手帳を取り出した。

マピ香「あぁ、警察の方ですか。」

取鳥「身内を亡くされてすぐの時に申し訳ないんですが、
   お姉さんの事で、いくつかお聞きしたい事がありまして」

マピ香「分かりました・・・どうぞ、上がってください」

取鳥「えっ?入っていいの?」




トットリコンピュータの出番です。

一人暮らしの女性
  ↓
男を部屋に上げる
  ↓
おめこぼし!!!
  ↓
ンドゥフフフフフフフフフフフフ・・・





マピ香「・・・大丈夫ですか?」

取鳥「・・・ハッ!だ、大丈夫です。それじゃ失礼します」

マピ香「どうぞ!」





女の子の一人暮らし。
何故、女の子の一人暮らしの部屋はいい香りがするんだろう。

女の子の一人暮らし。
透視能力で、あのタンスの中を覗きたい。

女の子の一人暮らし。
そこは、ディズニーランドよりもファンタジー。



マピ香「今、飲み物持ってきますね。
    コーヒーがいいですか?冷たい麦茶がいいですか?」

取鳥「しゃぶしゃぶで!」



マピ香「はぁ???」

取鳥「いや、失礼・・・お構いなく!」

マピ香「そうですか・・・で、姉の事で聞きたい事って?」

取鳥「はい・・・お姉さんが亡くなられた日、どこで何をしてましたか?」

マピ香「えっ・・・もしかして、私の事、疑ってるんですか?」

取鳥「いえいえ、あくまでも形式的な質問です。気を悪くなさらないで」
























マピ香「私が・・・殺しました・・・」

取鳥「えっ???」

マピ香「私が殺したも同然なんです!」

取鳥「どういう事ですか?」

マピ香「昔から、姉は勉強もできて、明るくて、かわいくて、異性に人気があって、
    私は真逆で・・・周りからいつも姉と比べられてきました。
    でも、そんな私を、姉はいつも気に掛けてくれました。

    でも・・・
    ある時、やっと出来た私の彼氏を・・・姉は奪ったんです!
    ショックでした。その日以来、私は姉を罵り続けました。
    自分でも吐き気がするくらい、ひどい言葉を浴びせました。

    あとから聞いたら、姉も知らずに、その男に騙されてたそうなんですが、
    それ以来、姉は私に会わなくなりました。
    人づてに聞いたんですが、人が変わったように暗くなったって・・・

    だから、私が殺したも同然なんです!」

ふと見ると、
彼女は目に涙を溜めていた。

取鳥「・・・・・・良かった」

マピ香「えっ???」

取鳥「貴女みたいに素敵な人が、本当の殺人犯じゃなくて」

マピ香「刑事さん・・・」

マピ香は、あわてて涙を拭き、
無理して笑顔を作りながら言った。

マピ香「でも、おかしいな・・・なんで、初対面の人にこんな事話したんだろ?
    なんか・・・刑事さんだと話しやすくて・・・」

取鳥「僕で良かったら、聞きますよ。」

マピ香「刑事さん・・・優しいんだね?えへっ・・・
    あーぁ、それにしても私って、つくづく男運ないんだなぁ・・・」

がばっ!!!

マピ香「え・・・」




取鳥「俺じゃダメか?」

急にマピ香の背中を抱きしめながら、
ボッキーは言った。

取鳥「俺がいる。俺が、ずーっと君のそばにいる。
   君が今まで一人で背負ってきた、悲しい事も辛い事も、全部俺に別けてくれ!!!
   そうすれば、苦しみも悲しみも半分になる。半分になって空いた分・・・
   これから二人で、楽しい事を作っていけばいい!!!

   だから・・・俺じゃ、ダメかな?」






































マピ香「ダメ・・・なんかじゃないよ」









取鳥「えええ!!!いいの???
   まさかのOKパターン???

   きっと、読んでる人みんな、
   『ダメ』って言われて撃たれる、
   殉職オチだと思ったよ!!!」







マピ香「待ってて!
    急いでしゃぶしゃぶ用意するから❤」





取鳥「ンドゥフフフフフフフフフフフフ・・・」




th9.jpg

次回、第九話にご期待下さい。
ンドゥフフフフフフフフフフフフ・・・



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