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男だって女だって、続編書きたい時があるじゃない!(長文です)

2011年 春







果たしてこれは『付き合ってる』と言えるのだろうか。






「ねぇ!次、コーラ持って来てよ!」

「・・・うん」

「もたもたすんなよっ!」

僕は、彼女のグラスを手に取り、慌ててドリンクバーへと向かう。
道すがら、楽しそうな笑い声が四方八方から聴こえてくる。

彼らは、大学生かな。
僕は学生時代、今の彼らのように笑っていただろうか。

僕はサーバーにグラスを置き、コーラのボタンを押した。
自動で注がれる褐色の炭酸水をぼんやり眺めながら、
弾ける炭酸と、自分の不遇な青春時代とを、重ね合わせていた。

「あのぉ・・・まだッスか?」

後ろに立っていた青年に声を掛けられ、我に返った。
コーラはとっくに注がれていた。

「あ・・・ごめんなさい。」

慌ててグラスを取り、
何故かもう一度「ごめんなさい。」と頭を下げ、席に戻った。





「おせーよ!バーカ!」

彼女はいつも通り、傲慢な態度で僕を罵った。

「ご、ごめん・・・」

対して僕も、決まり文句の如く、反射的に謝った。






果たしてこれは『付き合ってる』と言えるのだろうか。





僕は彼女と出会うまで、
一度も女性と付き合ったことがなかった。

自分で言うのも何だが、
外見はそれほど悪くはないと思っている。
だが問題は、極度の対人恐怖症だという事である。

学生時代も、クラスメイトの女子と会話するなど、皆無に等しかったし、
それは社会人になっても変わる事はなかった。

唯一、インターネット上だけでは、それが出来た。

恥ずかしい話だが、
僕はよく、ネットの出会い系掲示板によく投稿していた。

これまで、何人かの女の子が「会ってもいいよ」と言ってくれた。
だが、勇気を出して待ち合わせの場所まで行ってみたものの、
何時間待っても、女の子が現れる事はなかった。

嘘だったのか、待ち合わせ場所で僕を見て帰ってしまったのか、
理由は分からなかった。

その度に、深く自己嫌悪に陥ったが、
かすかな期待を胸に、数日後には、また同じ事を繰り返していた。
そんなある日、掲示板で彼女と知り合った。

「急に彼が居なくなって、すっごく淋しいの。誰か慰めて」

直感で、怪しいと思った。
だが、それと同時に、この一行に、僕の胸は高鳴っていた。
思い切って返信してみると、とんとん拍子で会う約束までこぎ着けた。

僕は半信半疑のまま、待ち合わせ場所に向かうと、
信じられない程キレイな女性が立っていた。

喫茶店で話を聞くと、
当時付き合ってた彼氏が「ヨネスケのロケ見に行ってくる」と言い訳をして、
実のところ、二股をかけていたもう一人の彼女の所へ行き、
そして、そこで謎の飛び降り自殺をしたのだと言う。

「とんでもない男ですね。僕はそんな男、許せませんよ!」

自分でも信じられなかったが、口下手な僕が、
彼女の前では、そんな事をすらすら言っていた。

すると、それまで沈んでいた彼女の表情に、
明るさが宿った。

その日以来、彼女のとの関係は、今日まで続いている。








「ねぇ?なんか面白い話してよ!」

騒がしいファミレスの店内でも、
彼女の声は、すっと耳に入ってくる。

「い・・・いや、急に・・・そう言われても・・・」

「は~あ、マッピーって、ホントつまんない男・・・
 あたしさ、あなたの話で笑った事、一度もないよね?」







果たしてこれは『付き合ってる』と言えるのだろうか。






はっきり言って、彼女の態度には、堪えがたいものがある。
この怒りは、いっそ、別れてやろうかとさえ思う程だ。

ただ、愛する人を亡くしたのだからと、
同情からではあったが、それを許した僕にも責任がある。

ただ・・・
僕にだって男として、いや、人間としての尊厳がある。

そんな事を考えてると、
急に後ろの席から、女性の大きな声が聞こえてきた。





「関係ないじゃん!!!」




僕は思わず振り返った。
彼氏らしき男性が、バツが悪そうに頭を下げると、一瞬で静寂は去り、
店内は再び喧騒を取り戻したが、
僕はしばらく二人の会話に聞き耳を立てた。

何やら彼氏の方が熱く語っている。
そして戸惑う彼女の腕を強引に掴み、
店を出て行ってしまった。

「なに、あの男・・・ウザッ」

彼女は不機嫌そうに、そうつぶやいたが、
僕は彼が羨ましかった。

そして、ふと思った。
これは神様がきっかけをくれたんじゃないだろうか。
「あの男のようにお前も思いをぶつけろ」と言ってるんじゃないだろうかと。

よし。言ってやろう。
これ以上、自分が否定され続けるのを我慢するなんて、
もうまっぴらだ。

「ねぇ、ponさん!話があるんだけど!」

「な・・・何よ、急に・・・」

「僕は、もう耐えられないよ・・・もう我慢できない!」

「だから・・・何なのよ・・・」

明らかに彼女の表情が変わった。
そこには、いつもの傲慢な彼女ではなく、
小動物のように怯えた彼女が居た。

「ponさんが体験した悲しい出来事でponさんがどれだけ傷を負ったか、
 それは本人じゃなきゃ分からないと思う。
 僕が安易に『気持ち分かるよ』なんて言える事なんかじゃないと思う。
 けどね・・・そうやって男を蔑んでみたって何の解決にもならないよ!
 僕はponさんを支えようと思ってたけど、もう無理だ・・・
 我慢の限界だよ」


「マッピー・・・」

彼女の瞳がみるみる潤んでいく。
僕は構わず続けた。

「ponさん・・・もう別れてくれ!!!」


















pon「えっ?元々、付き合ってませんけど?」

ババァーーーン!!!



















pon「割り切って遊んでたつもりだったけど・・・
   なんかキモイから、あたし帰りますね」

マッピー「あ・・・いや・・・その~・・・えーっと・・・









割り切りでいいんで犯して下さい!!!」

ババァーーーン!!!







---エンディング---




目を閉じて 何も見えず
興奮して 目を開ければ
ズル剥けたお豆より 他に見えるものはなし

ああ 砕け散る 宿命の汁たちよ
せめて密やかに この身をのけ反らせよ

我はイク 蒼白き腿の間で
我はイク さらば素股よ




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